2012年7月23日月曜日

刊行ペースに慣れてゆく...

自分の好きな物であれば発売日は待ち遠しいもの。 特に続きの製品(作品)があるなら、次が出るのを期待するのは割と普通のことではないかと思います。
しかしそれが漫画のときは、その刊行ペースに注意しておかないといけない場合もあったりします。
いわゆるご長寿の漫画といえば、少年向け雑誌なら「こち亀」だったり少女向け雑誌では「パタリロ!」とかが有名でしょうか。
実はどちらも未読なのですが、これらの作品を集めている方々は根気があるなぁと感じるしだいです。
私は上記のような巻数の多いご長寿作品とはあまり縁がないのですが、巻数は少ないのに何年経っても完結しそうにない作品をいくつか読んでいます。
だいたい、漫画の刊行ペースといえば週刊誌だとちゃんと連載していれば3-4ヵ月くらい、隔週や月刊誌だと年に2回くらいのペースで新刊が出ているイメージがあります。脱線しますが、ハードカバーで出た小説が文庫版になるのは3年が目安という話を聞いたことがありますね(例外あり)。

ただ私が読んでる漫画のにはそれを上回る刊行ペースの長いものが……
そして、つい先日Twitterでそれが発売されたのを知ってすぐさま購入・読了しました。
それがこちら↓

冬目景氏の「イエスタディをうたって」という作品です。
では、以下にこの漫画の刊行ペースを示してみましょう。
1巻―(11ヶ月)→2巻―(1年10ヶ月)→3巻―(2年3ヶ月)→4巻―(2年9ヶ月)→5巻―(1年7ヶ月)→6巻―(2年)→7巻―(1年8ヶ月)→8巻
まぁ、といった具合に基本的に2年に1冊出るか出ないかという作品でして、気づけば自分の歳が作品の登場人物たちのそれを上回ってしまっている状態だったりします(汗)
ただ既にこの刊行ペースが長いという感覚はなく、今回発売を知ったときも
「うおっ! 今回は意外と早いじゃん!?」
というのが最初の感想でした。
慣れって怖い……
しかし、普段から恋愛系の作品をほとんど読まない自分がそれでも買うのをやめないのは、最初から雰囲気の変わらないこの作品を評価しているからなのでしょう。

青年誌に載っているとは思えないほど健全(いやむしろ不健全か?)な恋愛漫画です。

たぶんそこらへんの少年漫画の方が過激でしょう(笑)


それにしても冬目氏の絵は好きですね。漫画はイラストが命だと思っているので、同氏の作品は比較的読んでいます。この作品では榀子がお気に入り。

次巻はいつ発売されるか不明で、かつ完結する気配もなさそうなので、まだまだこの作品とは長い付き合いになりそうです。

2012年7月14日土曜日

推理よりもミステリィ

今回は小説の話。 以前はわりかし本読みをしていたという話題は前もしましたが、読んでいた小説をジャンルで分けると好みなのがミステリィと伝奇だったりします。 特にミステリィ小説は一番多く読んでいるジャンルの1つで、今でもミステリィを中心で読んでいます。

ミステリィと聞けば多くの人が何故か推理小説を連想してしまうらしいですね。個人的な経験から言ってもそういった傾向があるように思います。
またそう考えている人たちは、「犯人だ誰だ?」とか「この事件のトリックはこうじゃないか?」と考えを巡らすようなことをメインの関心事に据えて物語を読み進めていることがそれなりにあるという話も見聞きしたことがあります。
ただどうやら自分は読書をしながらそんなことを考えることはしないタイプらしく、終盤で解き明かされるトリックや真犯人の正体も「へぇ~そうだったのか」のひと言で消化するのがお決まりのパターンとなっています。
聞こえの良い表現をすると、物語で提示される謎はあくまでその作品を彩る単なる要素であり、注目すべきはその話の全体の流れや幾つかあるテーマの掘り下げだという認識でしょうか。 実際は考えるだけの頭の回転がないだけなんですがね(笑)


ですから、個人的には推理に重点を置いたいわゆる"本格モノ"という作品はあまり手に取ることはなく、そういった部分もありつつ謎めいた雰囲気を持っている"ミステリィ"の方が好きなのです。 本格とミステリィなどの定義は正直曖昧ですが、要はエンターテイメントの方向性の違いではないか、と自分では解釈しています。

さて、今回読了したのはもちろん私が言うところのミステリィに属するもので、恩田陸氏の「麦の海に沈む果実」という作品で、ファンの間では主人公の名前から「理瀬シリーズ」、またもっと広い視野から見て「三月シリーズ」などと呼ばれているシリーズの1つになります。
この作品は、適度に軽くて少し奇妙な謎、そして魅力的なキャラクタや設定が織り交ぜられており、先述の通りあれこれ考えて読み進めるのが苦手な自分にはこの作品は最適なものの1つです。
もう何度目かという再読でしたが、今回もやはり楽しく読むことができました。 作品の雰囲気に身を任せたまま最後まで読み終えることほど、読者冥利に尽きる物語はないでしょう。
エンターテイメント性の強い多彩な作品を手掛ける恩田陸氏の真骨頂とも言える作品です。


というわけで、今回は予告通り読書レビューでした。 変な天気が多発している時期ですので、そんなときはゆっくり本を読むのも一興でしょう。
ではまた次回。


2012年7月11日水曜日

今どきのテレビ視聴

貧乏ヒマなしとはいったもので、先週はお休みもなく10連勤などしておりました。
前回同様久々の投稿です。

自分の場合、1回分を投稿するのにだいたい短くても30分、平均で1時間前後はかかるんですが、その時間がなかなか取れずにズルズルとこれを書くタイミングを逃しまくっているのが現状です。

子供の頃はそんなに感じませんでしたが、歳を取っていくと本当に時間が足りなくなるもんだなと実感している昨今。昔よりも生活のバリエーションは単調になっているはずなんですけど、それでも常に時間との勝負です。
いや、むしろ1日にやることを取捨選択したからこそ、という理由もなきにしもあらずですが。

さて、そんな足りない時間を補うために過去の自分の生活から切り捨てたモノの中で、比較的割合が大きいのがテレビの視聴時間だろうと思います。

ドラマはそんなに見ていませんでしたが、アニメとか深夜帯のバラエティ番組はわりかし見ていたと記憶しています。ただ、他にやりたいことができたのでその時間を捻出するためにいつの間にか見なくなったのが2年前のこと。
でも、本当は7年ほど前からテレビ番組がさほど面白いとは思えなくなっていたので少しずつテレビを見る機会は減っていました。だから切り捨てようと決めたときはそれほど違和感なく、そのおかげでスムーズに今の生活リズムを作ることができたと思っています。

とはいえ、全くテレビを見ていないわけでもありません。
今の地上波は9割以上見ていませんが、その代わりCSの有料チャンネルを取ってたまに視聴しています。

そもそもは趣味の分野の番組がCSでしかまともに放送されていなかったのが大きな理由でしたが、最近では民放の番組を見るよりも意義があるなぁと感じています。

やはり毎月課金している有料チャンネルですから、無料(正確には違いますが)で見れる民放とは違い、

「わざわざお金を払っているんだからダラダラ見ないで楽しもう」

という意識がどこかにあるからだろうなと自分では分析しています。
物事の対する積極性というやつです。

以前は普通に民放で放送していた番組も、今では有料チャンネルで放送するというケースもそれなりにあり、昔からそれを見ていた人の中には、「なんでお金を払わないといけないんだ」という意見もあることでしょう。

ただ、個人的には今のような流れの方が良いのではないかと思います。

私なら上述の不満にこう問いかけたい。

「あなたが楽しみにしていた番組は、タダ同然で見れる程度の価値しかなかったのですか?」


さてさて、今回は初めてレビューではない話題でした。
どんなに金欠だと嘆いていても、せめて自分の好きなもの、そしてそれを提供してくれる人たちにはお金を注ぎ込みたいなと考えるこの頃です。


今度はきっと読書レビューになりそうな予感ですが、気分屋なのでどうなることやら。。。
では、まぁそんなわけでまた次回。